田上皮ふ科クリニック|皮膚トラブル・アレルギー|熊本県上益城郡御船町

熊本県上益城郡御船町にて、皮膚科・形成外科・アレルギー科の診療を行っています。

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よくある肌のお悩み

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

慢性的に経過する皮膚の炎症で強い痒みを伴います。

原因としては、皮膚が持っているバリア機能の破綻が大きく関与しています。

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アトピー性皮膚炎の治療:デュピクセント注射について
激しいかゆみと発疹を速やかに改善させ、当院では小学生以上ならば使用可能です。2週間ごとに注射を継続しますが、初回投与(2本)2回目以降は1本投与します。3回目以降は自己注射可能で、自己注射の場合、1回で最大3か月分(6本)処方可能です。皮膚の良い状態が6か月継続したら、一旦中止しても可能であるという目安があります。
自己負担額について薬剤費のみで3割負担の方は、初回投与(2本)が35.265円、2回目以降(1本)17.633円となりますが、高額療養費制度を利用すると世帯年収により低減され、国の定める高額療養費制度以外にご加入の健康保険組合によっては「付加給付」として、自己負担上限額がさらに低く設定されている場合があります。詳しくはご加入の健康組合等にご相談下さい。



 

蕁麻疹(じんましん)

膨疹の臨床

一過性の限局した皮膚の浮腫と定義され、膨疹が出現したり消失したりする病気で同じ場所に24時間持続しません。

蕁麻疹の原因は多々ありますが、最も多いのは、原因不明の特発性蕁麻疹です。
食事などのアレルギーで起こることは少数です。

治療

内服療法
  1. 抗ヒスタミン薬内服が主。
    (症状出現の時間や生活スタイルに合わせて、1〜2回/日内服)
  2. 蕁麻疹の病型によっては、気管支喘息の内服薬や胃薬を併用することあります。
  3. 外用薬は、基本的に無効ですが、痒みに対する効果あります。

内服薬を継続して、蕁麻疹が出現しない状態を最低2週間持続する必要がありますが、1か月半以上続く蕁麻疹は慢性蕁麻疹と言われ難治な蕁麻疹です。

以上より、初期の蕁麻疹の段階で、適切に治療することが大切であり、慢性蕁麻疹に移行しないようにすることが重要です。

尋常性ざ瘡(にきび)

にきび

にきびの発生

人の皮膚には毛が生えていますが、毛の周囲には皮脂腺と言われる皮膚の油脂を排出する分泌腺が存在します。

この皮脂腺が皮膚の表面に油脂を供給することで皮膚をしっとりした状態に保ちます。この皮脂腺の働きは、環境・喫煙・精神的なストレス・不規則な生活・食生活に影響されますが、最も影響を与えるのは、ホルモンです。

思春期(第二次成長期)になり、性ホルモンの分泌量が増加すると過剰の油脂(皮脂)が産生され、毛穴を塞いでしまうことがあります。すると毛穴で細菌が増殖して化膿した状態なります。このような理由で、にきびは思春期に生じやすい病気です。

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局所性多汗症

局所性多汗症_エクロックゲル

全身性多汗症と局所性多汗症に分けられ、当院では、局所性多汗症の治療を行っています。局所性多汗症は手掌・足底・腋窩など限局的にみられる多汗で、体質遺伝の傾向があり、神経質な人に多いです。

治療としては、多汗部位に20%塩化アルミニウム液を塗布したり、内服薬としては漢方薬や抗コリン作用を有するプロバンサインが有用です。

プロバンサインの副作用としては、口渇感・便秘に注意が必要です。また、以前より原発性腋窩多汗症に対する保険診療適応のエクロックゲル(対象年齢:12歳以上)が処方可能でしたが、2022年よりラピフォートワイプ(対象年齢:9歳以上)の処方が可能となっています。原発性手掌多汗症には、2023年よりアポハイドローション(対象年齢:12歳以上)の処方が可能となっています。

尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)

皮膚の色がまだらに薄くなりやがて白いシミのようになります。病因ははっきりしませんが、小児から高齢者まで幅広くみられ、甲状腺疾患を合併している例が多いようです。

汎発型 全身あるいは左右対称性に発症するもの
分節型 皮膚神経分布に一致して片側性に発症するもの

に分類されますが、分節型は難治傾向です。治療としては、ステロイド外用、ビタミンD3外用、プロトピック外用があり、光線療法を併用すると効果的です。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

手掌足底に対称性に、うみ(膿疱)が集簇し、膿疱と共に紅班や鱗屑を合併し、稀に胸鎖関節痛を伴うことがあります。

病因としては、慢性扁桃炎、虫歯、副鼻腔炎などの病巣感染や歯科金属などが考えられ、喫煙や便秘が悪化因子とされます。

治療としては、ステロイド外用、ビタミンD3外用、光線療法などがありますが、病巣感染や金属アレルギーなどが明らかな場合は、それらを除去する場合もあります。

また、近年では、生物学的製剤の注射による治療法も追加となりました。

ウイルス性疣贅(いぼ)

いぼ_冷凍凝固法

HPV(ヒト乳頭腫ウイルス)感染により形成されるいぼで、ウイルスの種類により、尋常性疣贅・扁平疣贅・ミルメシア・尖圭コンジローマなどの臨床型をとり、ウイルスの種類によっては発癌との関連が示されています。

子供の水いぼは、伝染性軟属腫と言われ、ボックスウイルス感染により形成されるいぼで、6歳未満の乾燥肌のお子様に認める場合が多いです。

高齢者のいぼは、脂漏性角化症(年齢的ないぼ)の事が多く、脂漏部位に出現しやすい傾向がありますが、若い20歳代から発症することもあります。

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所在地 〒861-3206 熊本県上益城郡御船町辺田見34-1
電話番号 096-281-1112
受付時間 月・火・木・金曜日 8:45~12:15  14:00~18:00
水・土曜日 8:45~12:45
休診日 水曜午後・土曜午後・日曜・祝日

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