にきびの発生
人の皮膚には毛が生えていますが、毛の周囲には皮脂腺と言われる皮膚の油脂を排出する分泌腺が存在します。この皮脂腺が皮膚の表面に油脂を供給することで皮膚をしっとりした状態に保ちます。この皮脂腺の働きは、環境・喫煙・精神的なストレス・不規則な生活・食生活に影響されますが、最も影響を与えるのは、ホルモンです。
思春期(第二次成長期)になり、性ホルモンの分泌量が増加すると過剰の油脂(皮脂)が産生され、毛穴を塞いでしまうことがあります。すると毛穴で細菌が増殖して化膿した状態なります。このような理由で、にきびは思春期に生じやすい病気です。